日本には日の吉凶がたくさんあります。よく知られているのは、仏滅・大安などの六曜ですが、今日は、天赦日について取り上げてみましょう。
日本独自の日の吉凶
日の吉凶は、中国から伝わったのものも多くありますが、日本でつくられたものも多くあります。その日の定め方は、「簠簋内伝金烏玉兎集(ほきないでんきんうぎょくとしゅう)」(安倍清明著作と言われている)に記されています。
何をするにも最良と言われる「天赦日」
以前「ジャンボ宝くじが当たった人の話」でご紹介しましたように、天赦日(てんしゃにち)は、日本の暦上、何事をするにしても良い最上の吉日です。この日は「天が万物を養い育て、すべての罪を許してくれる日」と言われています。
こんな事をする時に天赦日を選びましょう
特に、開運のための投資にはとても良い日です。
- 宝くじの購入
- 財布の使いはじめ
- 結婚
- お店の開店
入籍や結婚に大安を選ぶ方もいらっしゃいますが、日本の暦としては最上の吉日、天赦日を選ぶ方が吉だということになります。
極端に少ない天赦日
天赦日は、大安と違って年に数回しかありません。
2016年(平成28年)の天赦日
大安がおよそ6日に一度来るのに対して天赦日は1年のうちでも数える程しかないのです。
- 2月26日(金)
- 4月26日(火)
- 5月12日(木)
- 7月11日(月)
- 9月23日(金)
- 12月8日(木)
宝くじや財布の買い替え/使い始めなど何かを始めるのに最適な天赦日、ぜひ活用して開運を掴みましょう。
意外に知られていない吉日
天赦日以外にも、こんな吉日があります。
- 大明日(だいみょうにち)
- 大明は、太陽のことで、陰陽和合した大吉日。家の建築、移転、旅行、結婚に良い日。
- 天恩日(てんおんび)
- 天から恩恵を受ける日。婚礼などのお祝いごとには最適の日。
- 母倉日(ぼそうにち)
- 天があらゆるものを母が子供を慈しむように育てる日。どんなことでも障りのない吉日。
- 日徳日(にっとくにち)
- どんなことでも障りのない吉日。
橋本慧のワンポイント
「天赦日は、すべての罪を許してくれる」とはいえ、犯罪はいけません。「許してくれる」というのは、躊躇していたことをする、とか、ケンカの和解やトラブルの解決に向く日だというようにとらえましょう。
以上、今回は「天赦日」や吉日について書いてみました。暦を単なる占いと考えず頭を整理して次の行動に移すための目安にして頂ければ幸いです。