最近は、爆買いで訪れる中国人の旧正月「春節」としてニュースに取り上げられることが多いですね。
平成三十年二月十六日は旧暦のお正月
日本では、もう旧正月をお祝いするということは沖縄など、一部の地域を除いては無くなっていますが、明治6年に暦が改定される前までは日本も太陰暦だったので、元日といえば現在の1月21日ごろから2月20日ごろまででした。
ちなみに平成30年(2018年)は、2月16日が旧暦の元日です。とてもずれる気がしますね。
でもそれは、旧暦の1年が、354日だったからです。
旧暦は、月の満ち欠けを基にしてできているので
- ひと月が約29.5日
- 12をかけると約354日
- 1年は365日なので、約11日のずれができます。
春夏秋冬の季節は太陽と地球の位置で決まるので、約3年で1か月ずれてしまいます。
つまり11日×3=33日≒1か月です。
ですから旧暦は約3年に1度、19年に7度、閏月というものが入ります。というわけで、1か月多い年があります。
次の閏月は、来年です。ちなみに、2015年の旧正月は2月19日でした。
その前日、明日から春節(旧正月)だという記事に関連して、中国メディアの捜狐は、「日本人はなぜ春節を祝わないのか」と題する記事を掲載したそうです。
なぜ日本では旧正月を祝わなくなったのか
明治6年は、閏月があり、13回お給料を払わないといけなかったので、それを防ぐために財政難の明治政府が暦を変えたとのこと。
暦を変えただけでは、祝わなくなる理由にはならない気もしますが…。
休みじゃないから、とか、欧米の文化を取り入れるのが格好良かったから…などの説があるそうですが、 旧正月の二月八日、すこし、旧暦について思いをはせるのもいいかもしれません。
陰陽道でのその人の運気の節目は節分です。今年の節分は「一粒万倍日」でした。
一粒万倍日は、事始めの吉日です。開店や仕事始め、新しいお財布を使い始めるのにも最適。
一粒万倍日についてはまたの機会にお話ししたいと思います。